【比較】100万円を失った時の自分 vs 100円投資を楽しむ今の自分。何が「幸せの利回り」を変えたのか?

かつて私は、100万円という資金を動かしていました。
画面に表示される評価額は日々大きく変動し、勝てば高揚し、負ければ深く落ち込む。常に相場が気になり、スマートフォンを何度も確認し、夜も落ち着いて眠れないことがありました。

では、あの頃の私は、今より幸せだったのか。

答えは、はっきりと「NO」です。

今の私は、わずか1,000円台の資産を、100円単位で積み上げています。
金額だけ見れば、過去の自分とは比べものにならないほど小さい。しかし、不思議なことに、今の方がはるかに心は穏やかで、投資そのものを楽しめています。

この差はどこから生まれたのか。
私はそれを、「幸せの利回り」が変わったからだと考えています。



目次

以前の自分:ギャンブラーとしての「焦燥感」

当時の私は、投資をしているつもりで、実際には「結果」にしか興味がありませんでした。

早く増やしたい。
効率よく儲けたい。
できるだけ短時間で資産を大きくしたい。

頭の中にあったのは、そのことだけです。

当然、判断は雑になります。
根拠の薄い期待、都合の良い情報の切り取り、自分にとって心地よいストーリーだけを信じる。リスク管理という概念はあっても、実際には守れていませんでした。

そして負けたとき、私はこう感じました。

「自分が否定された」

資産が減っただけではありません。
自信も、自尊心も、一緒に失ったような感覚でした。

今振り返れば、100万円を失った原因は、特定の銘柄でも、タイミングでもありません。
最大の原因は、「規律がなかったこと」でした。

投資家としてのルールを持たず、感情のままに行動していた。
それでは、長く続くはずがありません。


多くの人が陥る「最悪のシナリオ」

積み立て投資、とくにドルコスト平均法は、長期では有効な手法として知られています。

しかし、理屈と現実は違います。

現実に起きる最悪のシナリオはこうです。

  1. 積み立てを始める
  2. 暴落が来る
  3. 含み損が膨らむ
  4. 不安になり、評価額を何度も確認する
  5. 耐えられなくなり、底に近いところで売ってしまう

これをしてしまうと、積み立て投資の最大の強みが完全に失われます。

安いところで買い続けるはずが、
安いところでやめてしまう。

これは、理論ではなく「心理」の問題です。

多くの人は、含み損のストレスに耐えられません。
それは意思が弱いからではなく、人間の本能として自然な反応です。

だからこそ、「見ない仕組み」が必要だと私は考えています。


今の自分:事業家としての「充足感」

現在、私は100円から投資をしています。

そして、できるだけ口座を見ないようにしています。

自動で積み立てられ、
自動で資産が増減し、
自分はそれを毎日確認しない。

この距離感が、精神的な安定を生みます。

さらに重要なのは、金額です。

100円。

正直に言えば、なくなっても生活は何も変わりません。
痛みを感じる金額ではありません。

しかし、意味はあります。

100円は、世界経済の成長に参加するチケットです。
小さくても、本物の投資です。

この「痛くない範囲で続ける」という設計が、極めて重要でした。

以前の私は、耐える前提の投資をしていました。
今の私は、耐えなくても続く投資をしています。

これは、似ているようでまったく違います。


投資家にとっての「真の利回り」とは

投資の世界では、利回りは%で語られます。
年利5%、10%、あるいはそれ以上。

しかし、実際に投資を続けていくうえで、もう一つの利回りがあると私は考えています。

それが「幸せの利回り」です。

その投資をしている時間、
自分は前向きな気持ちでいられるか。
人生が少し豊かになっていると感じられるか。

100円投資を始めてから、私は多くのことを学びました。

家計を見直す習慣。
情報を整理する力。
文章を書き、人に伝える技術。
仕組みを作り、改善していく思考。

これらは、市場が下がっても消えません。
むしろ時間とともに積み上がっていく資産です。

私はこれを、「自己資本」と呼んでいます。

株価は上下します。
しかし、自己資本の価値は減りません。

この事実に気づいたとき、投資に対する恐怖は大きく減りました。


結論:私はもう、暴落を恐れない

今の私は、相場が上がっても下がっても、やることは変わりません。

淡々と積み立てる。
仕組みを改善する。
続ける。

それだけです。

もし明日、市場が半分になっても、私は同じことを続けるでしょう。
むしろ「安く買える」と考えるはずです。

かつての私は、暴落を恐れていました。
今の私は、暴落を前提に行動しています。

そして何より違うのは、
含み損に耐える必要がない仕組みを作ったことです。

見ない。
少額にする。
自動化する。

この3つで、投資は驚くほど穏やかなものになります。

100万円を失った経験は、決して楽しいものではありませんでした。
しかし、あの経験がなければ、私は今の考え方には辿り着けなかったと思います。

遠回りだったかもしれません。
けれど、無駄ではありませんでした。


最後に

もし、あの時の自分に一言だけ伝えられるなら、こう言います。

「負けたのは金じゃない。規律だ。だから、やり直せる。」

あの時は、その意味が分からなかったでしょう。
けれど今なら分かります。

投資は、いつでもやり直せる。
小さくてもいい。
ゆっくりでもいい。

大切なのは、続けられる形を見つけることです。

そしてその形こそが、
自分にとっての「幸せの利回り」を決めるのだと思います。

楽天証券でのオルカン自動積立投資の設定の仕方は別記事で紹介しているので、参考にしてみてください。▼
【スマホで完結】失敗しない「100円積立」の設定ガイド|楽天証券で資産の土台を作ろう | フリーターの投資日記



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