「暴落が怖い」
「いつか必ず下がるはず」
「保険として何かを持っておきたい」
そう考える投資初心者、そしてかつての私自身に向けて書いています。
結論から言います。
心配性な人間ほど、日経ベアETF(特にダブルインバース)に手を出してはいけません。
それは不安を消す保険ではなく、
**時間とともに資産を確実に溶かす「構造的に不利な商品」**だからです。
私はこの勘違いで、
100万円以上を損切りしました。
最強の「スケベ根性」が招いた悲劇
2025年。
日経平均はAI投資ブームとインフレを背景に、明確な右肩上がりの相場でした。
それでも私は、こう考えていました。
「ここまで上がったら、さすがに一度は落ちる」
「その暴落を取れたら一気に取り返せる」
冷静に見れば、ただのスケベ根性です。
私は資産の半分以上を、
**日経平均ダブルインバース(ベア型ETF)**に投じました。
理由は単純でした。
- 暴落が怖い
- 何もしないのは不安
- 「保険」という言葉に安心した
しかし、その「保険」は――
資産を守るどころか、
静かに、確実に、削り続ける劇薬でした。
具体的データで見る「ベア型ETF」の恐ろしさ
データの罠①:負のコンパウンド(減価)
私が最も理解していなかったのは、
ベア型ETFは「持ち続けると不利になる構造」を持っている、という事実です。
仮に日経平均が以下のように動いたとします。
- 100 → 110(+10%)
- 110 → 100(-9.1%)
結果として、指数は元に戻り ±0% です。
しかし――
レバレッジ型・ベア型ETFはこうはなりません。
- 上がった日はダメージ
- 下がった日でも完全には回復しない
横ばい相場ですら、
持っているだけでお金が減る。
これが「負のコンパウンド(減価)」です。
私は、
相場がほとんど動いていないのに、
含み損だけが静かに増えていく
という異常な体験をしました。
まさに、穴の空いたバケツでした。
データの罠②:相場の歪み(AI・インフレ)
2024年〜2025年の相場環境は、明らかに特殊でした。
- AI投資ブーム
- インフレによる名目成長
- 日本企業の収益力改善
この環境下で下落に賭ける行為は、例えるなら――
勝率1割の勝負に、全財産を賭ける
それでも私は、
- 「こんな上昇は異常だ」
- 「いつか必ず調整が来る」
という願望だけを信じて、
ポジションを持ち続けました。
失敗のプロセス:不勉強が生んだ「塩漬け」
私の失敗は、感情ではなく「構造の無理解」でした。
不理解
- 短期専用の商品を
長期の防具(保険)だと勘違いした
不勉強
- なぜ日経平均が強いのかを調べなかった
- インフレ・企業業績・海外マネーを無視
思考停止
- 含み損が増えるほど
「いつか戻る」という祈りに逃げた
そして結果――
👉 100万円以上の損切り
体感としては、
高級車一台分がマーケットに吸い込まれた感覚でした。
資産とは何か:ベアETFは「最強の負債」だった
資産とは、ポケットにお金を入れてくれるもの
負債とは、ポケットからお金を抜いていくもの
この基準で見れば、
長期保有のベア型ETFは明確に負債です。
- 持っているだけで減価する
- 精神的ストレスを生む
- 判断力を鈍らせる
私は、これを理解する前に100万円を失いました。
正直に言います。
100万円を失う前に、
この1,650円を投資すべきでした。
結論:100円投資への「昇華」
この失敗があったからこそ、
私は明確なルールを決めました。
もう触らないもの
- レバレッジ型・ベア型ETF
- 仕組みを説明できない商品
- 一発逆転を煽る投資
今の選択
- オルカン(全世界株式)
今の手法
- 毎日100円の積立投資
金額は小さいですが、
- 感情を排除できる
- 続けられる
- 世界経済の成長に素直に乗れる
おわりに:心配性なあなたへ
心配性は、決して悪い性格ではありません。
ただし、その不安を間違った商品で埋めると破滅します。
100万円を失ったからこそ、
100円の重みがわかるようになりました。
その理由は、こちらの記事で正直に書いています。

私の100万円は戻りません。
ですが、この失敗談が
あなたの100万円を守れたなら、本望です。

「かつての私のように大損してほしくありません。そんな私が辿り着いた、最もリスクを抑えた答えがこれです」
再起の100円投資|個別株で荒波を見てきた私が、あえてオルカンを選んだ理由 | フリーターの投資日記








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