20年続けたら110万円になる。
それは、順調な世界の話だ。
ではもし――
・10年目にリーマン級の暴落
・資産が30%消える
・その後3年間ほぼ回復しない
・物価は年2%ずつ上がる
そんな“最悪のシナリオ”でも、
毎日100円投資は意味があるのか?
今日はそれを検証する。
■ 前提条件
- 毎月3,000円積立(年間36,000円)
- 20年間継続
- 元本合計72万円
- 年利4%想定
- 10年目に▲30%
- その後3年停滞
- インフレ年2%
甘さは一切ない。
■ 10年目、資産はこうなる
通常なら約44万円。
しかし暴落で▲30%。
→ 約31万円まで減る。
約13万円が一瞬で消える。
10年間の努力が否定されたように感じる金額だ。
ここでやめる人がほとんどだ。
■ それでも続けた場合
暴落後も、毎月3,000円を入れ続ける。
安値で多くの口数を拾う。
3年間はほぼ横ばい。
含み益はほとんど戻らない。
それでも積立は止めない。
■ 20年後の現実
結果は――
約92〜98万円
(市場回復のスピードにより幅あり)
元本72万円に対して
+20万円前後。
「110万円」には届かない。
派手でもない。
大金持ちにもならない。
■ さらに現実を直視する(インフレ調整後)
インフレ年2%が続いた場合、
20年後の100万円は
現在価値で約67万円程度。
つまり実質ではほぼトントンに見える。
ここまで来るとこう思うかもしれない。
「やる意味あるの?」
■ それでもやる理由
答えはシンプルだ。
① 生活が壊れていない
月3,000円。
年間36,000円。
この金額は人生を壊さない。
壊れない投資は、継続できる。
継続できる投資だけが、複利の土俵に立てる。
② 暴落を“体験”できる
10年目の暴落を耐えた人は、
次の暴落を恐れない。
これは資産額より価値がある。
20年市場に居続けた人は、
「ニュースで狼狽しない脳」を持つ。
それは一生使える。
③ 強制的に72万円貯まる
最悪でも、
・使わなかった72万円
・市場経験20年分
・投資スキル
は確実に残る。
普通に生活していたら消えていたお金だ。
■ 本当の出口戦略
20年後、資産が95万円だったとする。
選択肢は3つある。
- そのまま運用を続け、年3〜4万円の配当を得る
- 取り崩し、自分年金にする
- 次の暴落で一括投資に回す
どれを選んでもいい。
大事なのは、
「選べる立場にいる」こと。
■ 100円投資の本質
100円投資は、資産形成というより、
自分を裏切らない訓練だ。
・暴落してもやめない
・利益が出ても浮かれない
・コツコツ続ける
この姿勢が20年で完成する。
■ 最後に
最悪のシナリオでも、
・破産しない
・借金しない
・生活は変わらない
そして少しだけ、未来が良くなる。
投資で一番怖いのは損失ではない。
「途中でやめること」だ。
20年後の自分はこう言うだろう。
「あの暴落でやめなくてよかった」
毎日100円は、
未来の自分への小さな仕送りだ。
派手じゃない。
でも、確実だ。
今日の100円が、
20年後の“自信”になる。

楽天証券でのオルカン100円自動積立投資の設定の仕方についても記事にしてますので、参考にしてみてください。▼
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