対象銘柄:
- MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)
- 東京海上ホールディングス(8766)
投資家が本当に知りたいのは、
「うまくいった場合」ではなく
「思ったより伸びなかった場合」
です。
そこで今回はあえて、
- 年率4%(悲観シナリオ)
- 20年間積立
- 毎月3,000円
- 配当は全額再投資(DRIP)
という控えめな前提で検証します。
前提条件の整理
■ 損保2強の悲観前提
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 想定年率 | 4% |
| インフレ率 | 2% |
| インデックス(全世界株式) | 6% |
■ 計算式(年率複利)
[
FV = P \times \frac{(1+r)^n – 1}{r}
]
P=年間積立額(36,000円)
r=年利(0.04)
n=20年
20年後の結果(年4%)
年間積立:36,000円
総投資額:720,000円
[
FV = 36,000 × \frac{(1.04)^{20} – 1}{0.04}
]
→ 約 1,072,000円
■ 利益
約 352,000円
では、インフレに勝てるのか?
インフレ2%の場合、20年後の物価は:
[
(1.02)^{20} ≈ 1.49
]
つまり、物価は約1.5倍。
720,000円の実質価値は:
720,000 × 1.49 ≈ 1,073,000円
ここで気づきます。
年4%は、インフレ2%を差し引くと
実質リターン約2%。
つまり――
✔ インフレには「かろうじて勝つ」
ただし、大差ではない。
インデックス(6%)と比較
同条件で年6%なら:
[
FV = 36,000 × \frac{(1.06)^{20} – 1}{0.06}
]
→ 約 1,325,000円
差額:
1,325,000 − 1,072,000
= 253,000円

楽天証券でのオルカン100円自動積立投資(インデックス投資)の設定の仕方についても記事にしてますので、参考にしてみてください。▼
【スマホで完結】失敗しない「100円積立」の設定ガイド|楽天証券で資産の土台を作ろう | フリーターの投資日記
スマホで簡単!楽天証券のはじめ方【電子書籍】[ 宝島社 ]
結論:年4%では「市場平均には負ける」
| 投資対象 | 20年後資産 | 評価 |
|---|---|---|
| 損保2強(4%) | 107万円 | インフレには勝つ |
| インデックス(6%) | 132万円 | 上回る |
| 現金 | 72万円 | 実質目減り |
それでも損保株を持つ意味
ここが本質です。
■ 配当の「心理的安定」
株価が伸びなくても、
毎年キャッシュが入る。
年4%でも、20年後の配当は約43,000円/年規模。
積立額(36,000円)を上回ります。
つまり、
投資が「自走化」する。
インデックスは価格変動頼み。
損保は「現金生成装置」。
最大リスクは何か?
■ 巨大自然災害
- 一時的な赤字はあり得る
- しかし保険料改定+再保険で調整可能
■ 長期低金利
- 運用益圧迫
ただし現在は金利正常化局面。
構造的逆風ではない。
投資家目線の最終判断
年4%の場合:
- ✔ インフレには勝てる
- ✖ 市場平均には劣後
- ✔ ボラティリティは低め
- ✔ 配当で精神安定
私ならどうするか
100円投資家としての結論はシンプル。
損保2強だけに賭けない。
- 50%:損保(安定・配当)
- 50%:全世界インデックス(成長)
これで
- 実質リターン
- キャッシュフロー
- 心理安定
すべてを取りにいく。
まとめ
年4%という悲観シナリオでも、
- 現金よりは圧倒的に良い
- インフレには勝てる
- ただし市場平均には届かない
投資は「爆発力」ではなく、
20年間、握り続けられるかどうか。
あなたの100円は、
「値動き」に賭けますか?
それとも「配当の果実」に育てますか?







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