株式投資にはいくつかの投資スタイルがあります。
数分〜数時間で売買するデイトレード。
何年も保有する長期投資。
そして、その中間にあるのが
スイングトレード(中期トレード)
です。
私は以前の記事で
**「時間軸の迷子」**というテーマを書きました。
投資でよくある失敗は
短期トレードのつもりで買った株が
気づけば
長期投資という名の塩漬け株
になってしまうことです。
これは
投資の時間軸が途中で崩れる
ことで起きます。
この問題を防ぐためにも
自分に合った投資スタイルを知ることは重要です。
その中でも、忙しい人にとって現実的なのが
スイングトレード
だと私は考えています。
この記事では
・スイングトレードとは
・メリット
・デメリット
・株価を動かす「需給」と「PER」
・初心者が気をつけるポイント
を解説します。
スイングトレードとは?(中期トレード)
まずは投資スタイルの時間軸を整理します。
| 投資スタイル | 保有期間 |
|---|---|
| デイトレード | 数分〜当日 |
| スイングトレード | 3日〜4週間 |
| 長期投資 | 数ヶ月〜数十年 |
スイングトレードは
数日〜数週間のトレンド
を狙う投資スタイルです。
長期投資のように何年も待つ必要はなく、
デイトレードのように一日中チャートを見る必要もありません。
そのため
仕事をしている人でも実践しやすい投資方法
と言われています。
スイングトレードのメリット
時間効率が良い
デイトレードは
常にチャートを見ている必要があります。
一方スイングトレードは
夜に銘柄分析
↓
朝に注文
↓
日中は放置
という運用でも成立します。
忙しい社会人でも取り組みやすい投資スタイルです。
トレンドの「美味しい部分」を取れる
株価は一直線には動きません。
多くの場合
上昇
↓
押し目
↓
再上昇
という波を作ります。
スイングトレードは
この数日〜数週間の波
を狙う投資です。
短期ノイズに振り回されにくいのが特徴です。
資金回転が速い
長期投資では
一つの銘柄を何年も保有することがあります。
一方スイングトレードでは
数週間
↓
利益確定
↓
次の銘柄
という形で資金を回転させます。
成功すれば
資産成長のスピードを高めることも可能
です。
スイングトレードのデメリット
持ち越しリスク
スイングトレードでは
株を持ったまま夜を越えます。
そのため
・決算
・悪材料
・地政学リスク
などが出ると
翌日大きく下落すること
があります。
メンタルとの戦い
利益が出ると
「もう売ろうかな」
損失が出ると
「長期投資にしよう」
と考えてしまうことがあります。
この瞬間
時間軸が崩壊します。
売買回数が増える
長期投資と比べて
売買回数は増えます。
そのため
・手数料
・税金
を意識する必要があります。
スイングトレードは「需給」で動く
株式投資の本では
・PER
・売上成長
・利益
などのファンダメンタル分析が重視されます。
しかし
数日〜数週間の株価は需給で動くことが多い
のが実際のマーケットです。
例えば
・テーマ株
・人気株
・信用買い残の多い銘柄
では
企業価値とは関係なく
資金の流入だけで株価が上昇
することがあります。
逆に
業績が良い企業でも
・機関投資家の売り
・信用買いの投げ
が重なると株価は下落します。
つまりスイングトレードでは
どこに資金が集まっているか
を見ることが重要です。
個別株投資では「PER」と需給を見る
著名な投資家の
片山晃
さんは
個別株投資について
「PERを見て、需給を考える」
ことが重要だと語っています。
なぜPERなのか。
それは
多くの投資家がPERを見て投資判断をしている
からです。
株価は企業価値だけでなく
市場参加者の期待
でも動きます。
その期待を表す代表的な指標が
PER(株価収益率)
です。
インデックスに勝つにはPER上昇が必要
現実として
インデックスに勝てる投資家はほとんどいません。
例えば
S&P 500
のような指数です。
株価は次の式で表されます。
株価 = EPS × PER
つまり
企業利益(EPS)が伸びても
PERが下がれば
株価は上がりません。
逆に
PERが上昇すると株価は大きく上昇
します。
スイングトレードでは
この
PERの拡大
を捉えることが重要です。
そしてPERの変化は
多くの場合
需給
によって生まれます。
シンプルなスイング戦略
初心者でも理解しやすい方法として
25日移動平均線戦略があります。
エントリー
・25日線が上向き
・押し目
・反発確認
利確
+10〜20%
損切り
-5%
シンプルですが
トレンドフォローの基本
です。
スイングトレード最大の敵
スイングトレード最大の敵は
時間軸の崩壊
です。
私も過去に
曙ブレーキ工業
という銘柄で失敗しました。
短期トレードのつもりが
株価下落
↓
長期投資に変更
結果
塩漬け株
になりました。
この経験から学んだのは
損切りは敗北ではない
ということです。
むしろ
時間軸を守るための技術
です。
スイングトレードはこんな人に向いている
スイングトレードは
ほったらかし投資が性格的に難しい人
に向いている可能性があります。
長期投資は
「何年も待つ」
必要があります。
それが精神的に難しい人もいます。
そういう人にとって
スイングトレードは
短期トレードよりはまだ勝てる可能性がある投資法
と言えるかもしれません。
ただし初心者にはおすすめできない
ただし
初心者にはあまりおすすめできる投資法ではありません。
スイングトレードは
・需給
・PER
・トレンド
などを総合的に判断する必要があります。
決して簡単な投資ではありません。
もし試すなら
なくなっても構わない少額資金
から始めることをおすすめします。
まとめ
スイングトレードは
・数日〜数週間のトレンドを狙う投資
・忙しい人でも実践可能
・需給とPERが重要
という特徴があります。
投資で大切なのは
自分に合った投資スタイルを見つけること
です。
スイングトレードは
その一つの選択肢になるでしょう。

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